青いカーテンと君 1
専門学校に入学した時クラスメイトの9割は一歳下であった。
残りの1割の「年上組」は大学卒業した後福祉を志し入学した人達が大半だった。
中高と人間関係(いじめ含み)でだいぶトラウマがあったので、専門学校に入学してうまくやっていく自信が無いに等しかった。
そんな不安を取り除いてくれるかのように
クラスメイト達は温厚であった。
福祉を志す同志だからだろうか。
そして中高時代とは違い、他県出身の子が多く、年上組は落ち着いていて皆のまとめ役せもあった。
視界が視野が広くなった気持ちになれた。
そんな濃くも短く、楽しかった専門時代のキーパーソンかつ今に至るまで
一二を争う存在である彼に出会ったのは、入学式翌日の初登校日であった。